こんにちは!ぃあ♪です。
今回は桂枝茯苓丸の作用と効果的な飲み方をご紹介します。
私は大人ニキビの治療で桂枝茯苓丸をおよそ3カ月飲み続けました。その結果主に桂枝の血液循環の作用でニキビの治るスピードが改善したので、その効果的な飲み方をご紹介したいと思います。
Outline
桂枝茯苓丸とは
桂枝茯苓丸はこんなものが入った漢方薬です。
- 桂枝(シナモンの部位違い)
- 桃仁(モモの種子)
- 牡丹皮(ボタンの根皮)
- 芍薬(シャクヤクの根)
- 茯苓(サルノコシカケ科のマツホドの菌核)
桂枝 (ケイシ)
精油1~2%含有。その他の成分として、桂アルデヒド、オイゲノール、サフロール、フェランドレン、リナロールなどが含まれています。
桂アルデヒドの作用により免疫力を回復させたり、胃腸の機能を整えたり、血液循環を改善します。
また、オイゲノールにより体内から内臓などを温めたり、消化管の働きを促進する作用があります。
桃仁(トウニン)
青酸配糖体のアミグダリン(amygdalin C20H27NO11)約3%、脂肪油、可溶性蛋白質などを含むが、薬効と関連づけられるものはまだ明らかにされていません。
牡丹皮(ボタンピ)
モノテルペノイドのペオニフロリン、ペオノール、ペオノサイド、ペオノライド、安息香酸、ベンゾイルオキシペオニフロリン、ステロイドのカンペステロールなどが含まれています。
ペオニフロリンには鎮静、鎮痛、抗炎症、血圧降下、血管拡張、平滑筋弛緩作用が認められています。
芍薬(シャクヤク)
ベンゾイル基を含むモノテルペン配糖体のペオニフロリン、アルビフロリン、ベンゾイルペオニフロリン、タンニンなどが含まれています。
茯苓(ブクリョウ)
t乾燥重量の93%が多糖類のパキマン。その他成分として、パキマ酸、エブリコ酸、デハイドロエブリコ酸、ツムロース酸などの四環性トリテルペンカルボン酸およびエルゴステロールなどが含まれています。
パキマンには免疫増強作用などが知られています。また、エブリコ酸には尿細管の再吸収を抑制するため利尿作用が高く、ミネラル類(Na、K、Clなど)の排出量が増加するので、浮腫みなどにも作用します。
桂枝茯苓丸はこんな方におすすめ
身体がっしりしていてちょっとのぼせがちの方、下腹部の圧痛がある方で漢方医学の言葉で瘀血(おけつ)が強い状態に処方されます。月経血もどろっとしたものが大量に出る方は瘀血(おけつ)の一つとされます。
瘀血(おけつ)とは
瘀血・淤血(おけつ)とは、伝統中国医学において、うっ血や血行障害など、血の流れの滞り、またはそれによって起きる様々な症状や疾病を指す言葉である。この前駆状態は血瘀と呼ばれる。
あなたの瘀血度チェック
多く当てはまるほど瘀血タイプ
- 皮膚・唇などが赤黒い。(赤ら顔)
- 舌の裏の静脈の色が紫色になっている
- 出血しやすく、皮膚に赤黒い斑点が出やすい
- 肌が荒れ、化粧ののりが悪く、吹き出物が多い
- 下腹部がはっている へその周りを押すと重苦しい感覚がある
- 便秘気味
- 身体が冷えたり、ほてったりする
- 生理の異常がある

桂枝茯苓丸の一般的に効果があるとされる症状
- 子宮並びにその付属器の炎症
- 子宮内膜炎
- 月経不順
- 月経困難
- 帯下(こしけ…おりもののこと)
- 更年期障害(頭痛、めまい、のぼせ、肩こり等)
- 冷え症
- 腹膜炎
- 打撲症
- 痔疾患
- 睾丸炎
桂枝茯苓丸のニキビへの効果

桂枝に含まれる桂アルデヒドやオイゲノールが働くことで、冷えや血行不良に対して体を温めて冷えをとり代謝を高まると、ターンオーバーが正常に行われるようになるため、ニキビの治りが良くなります。

桂枝茯苓丸の効果的な飲み方
漢方薬には正しい服用法があります。風邪薬などとは違う服用法なので、きちんと抑えておきましょう。
漢方服用の基本
- 水やお湯で服用する
- 食前や食間の空腹時に服用する
ジュースやコーヒー、麦茶などの飲み物と混ぜると、適切な効果を得られない事があります。また食前や食間の空腹状態で服用がおすすめです。食後は胃酸が出てしまっているのであまりおすすめしません。
おすすめの飲み方
水に桂枝茯苓丸を混ぜ電子レンジ500Wで1分ほど温めて、スプーンで混ぜながら飲みます。温度を熱々にぜずにぬるめにしておくのがポイントです。また、混ぜる前に少々時間を置いた方が丸薬がふやけてお湯に溶けやすくなります。

丸薬とは
生薬を粉末にしたものを、蜂蜜などで丸めたもの。
長所
効き目がとても良い。
吸収効率による薬効がとても良い。
手軽で携帯に便利。
短所
少々数が多い
まとめ
- 桂枝茯苓丸は瘀血タイプの方のニキビに効果的
- 桂枝茯苓丸の効果的な飲み方はぬる目のお湯に溶かして飲む
いかがでしたか?
ご自身が瘀血タイプだと思う方は是非桂枝茯苓丸をお試しください。
私はニキビのために飲み始めたのですが、ニキビができない部分の肌は以前よりもトーンアップしていたので、思わぬ副産物でした。
また、生理の時のあのドロッとした塊の量が若干減っていたので、肌だけではなく身体への効果も少しですが感じる事ができました。
今は小建中湯(ショウケンチュウトウ)という漢方に変わりましたがこちらにも桂枝が配合されています。
効果が出たらまた今後の経過を報告させていただきますね。
それではまた!